いえるの日記帳

「いえる」とは癒える、言える、家る場所を提供するお店のこと。店の名前は決まったけどサービスは未定。準備中です。

応募動機2

拝啓 坂口恭平

 

今日も懲りずに応募動機を書こうと思う。

昨日は応募動機と言いつつ、いつも通り文章が迷走してしまった。

応募動機ってこれまでに入試の面接かバイト・就活の面接ぐらいしか書いたり、話したことがない。

日頃応募という行為をすることがないので、難しいと感じている。

しかも欲しいものに対しての動機を述べるということは中々ない。

その上面白い方法で応募して欲しいと言われてもそんなアイデア持ち合わせていない。

そもそも面白いって一体何なのかと思う。

僕の面白いと恭平さんの面白いは異なる訳で、恭平さんが面白がってくれるものは著書やTwitterで見る限りでは凡人がどうのこうのして表現できるものではないと感じている。

やはり恭平さんは狂人なので、狂人レベルに合わせられる特異な人しか応募できないのではないかと感じている。

だから僕は凡人なりに勝負できるところで応募したい。

凡人の僕ができることはこうやってひたすらに文字を入力することしかできない。

音楽も映像も絵画も作詞もできないので、書くしかない。

表現の方法として書くことしか今のところできない。

表現方法が多彩であることに羨ましさを感じるが、それも仕方のないこと凡人である自分にできる最大の表現方法がこれだからなんとかこれで表現するしかない。

しかも言い回しが上手い訳でもなく、絶妙な表現ができるほどの語彙も持ち合わせていないので、数で文字数でなんとかするしかない。だから2日目に突入してしまっている。

どれぐらいかけば面白い量になるのかわからない。

内容的に面白くなるのには端的に書く方がもちろんいいのはわかっている。

読み手からしたら長いダラダラとした文章ほど退屈で読む気が萎えるものはない。

わかってはいるけど、どうしようもない。

まだ書き始めて1年弱の僕にはそんなことは気にしていられない。

自信があるとかないとかそういうのではない。

ただ書く、書きたいという気持ちしか今のところはない訳で。

どういう文章が面白く、読みやすいかと言うのも分かっていない。

文章に関しての勉強もほとんどしていないずぶの素人である。

にも関わらずなんとかあの天才で狂人の恭平さんに面白いとおもってもらおうとしているのだから、それこそが笑えると自分でも思う。

嘲笑されてもおかしくないのもわかっているが、それでもこれしか今すぐに出来る方法はないから書いている。

そもそもなんであの本が欲しかったのだろうか?

応募する段階になって何を言っているのだと言われそうだけど。

たしかにそうなのだから仕方がない。

何を思って欲しいと思ったのか?

あの本は以前から欲しかったのか、恭平さんがツイートしたから欲しくなったのか?

「家の中で迷子」というタイトルは以前から気になっていた。

これは嘘じゃない。すごく惹かれていた。どちらかというと既に購入していた、「現実宿り」「建築現場」よりタイトルとしては気になっていた。

でも買わなかった。

恭平さんがいつかくれる日が来ると思っていたから買わなかったのかもしれない。とか言うしょうもないことを言うつもりはない。

なんか買わなかった。なんで?わからない。

基本的には物を買うときは衝動的に買う方で、気になったら買うって感じで今まで買い物をしてきた。

でもこの「家の中で迷子」に関してはなぜかとどまっていた。気になってたのに。

それはたぶん僕が過去に経験したことがあるような内容がこの本に書かれていて、それを思い出すのがちょっと怖かったからかもしれない。という「嘘をここに書いておく。」

小さい頃、僕は親を困らせる存在だった。何かと言えば手がかかる子供だった。それには理由があって。そこには僕の居場所がなかったからだ。落ち着ける環境がなかった。本来なら一番落ち着ける場所である家なのにも関わらずだ。

小さい頃のことなのにその当時のことを今でも思い出す。それはある日の事。昼食を食べ終わり、家族でゆっくりとTVを見ていた時のこと。暖かく気持ちのいい日で、今の窓を開けていた。部屋の中に優しく降り注ぐ日の光が部屋の片隅を照らしていた。穏やかな風がカーテンをふんわりと揺らす。その光景を見て急に僕は落ち着きがなくなった。なぜだかわからない。でも急に心の中がざわざわとしだした。みんなは楽しそうにTVを見ていわゆる一家団欒そのもので、幸せそのものである空間にいるはずなのに、僕だけがその場異次元に飛ばされたような、怖さをというのか絶望を感じた。あれほどに気持ちが良かった空間が、何も温度のない世界に来たような心地だった。急に泣き出した僕を見てみんなが驚いている。でもまたいつものことかとみんなはすぐにTVの方を向き直して何事もなかったかのように笑っている。

 

こんなことがあったようななかったような。小さい頃の僕は気持ちの波がすごかった。楽しそうに遊んでいると思ったら、何があったのか急に怒ったり、泣いたり、でもその直後にはまたケロッとしていたり。波が大きすぎて親は困っていたのではないかと思う。でもその記憶が正しいのかもわからない。でもそんな記憶があるような気もする。幼稚園に入るまでの僕は本当に家族を困らせた存在だったのだと思う。家の中での居場所が感じられなくて、にも関わらず外の世界をほとんど知らなかったので、家にしか僕の世界はないのだと嘆きがあり苦しんでいたのかもしれない。幼稚園に行くようになって、僕の居場所は家だけではないと思えてようやく、徐々に落ち着けるようになったのかもしれない。

という妄想というか過去の思い出を振り返ってみました。

 

そういうのがもしかしたらもっと詳細になぜあのような気持ちになったのかということが書かれているのではないかなと思って読んでみたいと思っていたのだと思い出しました。

 

でもきっとそんな内容じゃなくて、もっと面白い内容だろうと思うから読みたいのです。

だから是非ともください。

これだけ読みたいんだったら、買えという話ですが、何としても恭平さんからもらいたいのです。

どうかこの文章がなぜか恭平さんに届きますように。

また明日も応募動機書こうかな。

 

大丈夫、きっとうまくいくよ。