いえるの日記帳

「いえる」とは癒える、言える、家る場所を提供するお店のこと。店の名前は決まったけどサービスは未定。準備中です。

専門学校でのNとの出会い

毎日結構書いている。これに特に意味はないし、ひたすら量を書いて文章が上手くなりたいとかそんなことも特にない。ないことはないけど、そこを目指している訳ではない。ただこれが日課だから、日課として毎日文章を朝起きてから書くと決めたからやっているのです。誰かに発信している。ということでもない、本来は「いえる」のプロモーションだった訳ですが、それよりも今は文章を書くことを日課として、文章を書きたいと思うから書いているのです。そんな感じでやっている方が日々に流れが起きているというか。流れている感じがしていいんです。

いきなり、本題から外れた訳ですが、いつも書こうとすることを事前にちょっと決めたり決めなかったり。構成はまず考えて書かないのですが、今日は僕のことではなくて、人のことを書くことにしたからいささか緊張している訳です。人のことを書くのは少し緊張するんですよ。しかも文章を書き始めてから人のことを書くのは初めてじゃないかな。だからなんだって話なんですが、得意のこんなこと書いたらどう思われるか心配病が顔を出すんです。特に自分の事以外を書くと余計に気になります。気になる病です。このまま気になりすぎて、身動き取れずに樹になってしまうんじゃないかなと思ってしまったり、そんなつまらんこと考えてしまったりするんですよね。

まあとりあえず専門学校での出会いってことなんですが、というか専門学校での出会いが今の僕に大きな影響を与えているというのか、与えているんでしょうね。だから今があると言っても過言ではないですよね。なんたって僕は人に影響を受けやすい体質ですので、その出会いがあってこその今の流れがあるわけで。

今日はちょっとマジで緊張しているかもしれませんね。中々思いが素直に出てきません。恥ずかしがり屋さんの僕が顔を出しています。僕は小さい頃から恥ずかしがり屋で人と話するのが苦手でした。慣れるまでに時間がかかるんです。なので専門学校時代も同様に周囲の人間とすぐに仲良くなるということはできませんでした。

でも友人のN、実際にはエヌではないのですが、めんどくさいのでエヌという名前にしておきましょう。その友人のエヌはそんなこともなくて、周囲の人間と難無くコミュニケーションを取っているように見えました。エヌは主導権を取ろうとしていました。たぶん生来のリーダーシップやろうなのかもしれませんが、そんな感じに見えました。正直第一印象は良くなかったように思います。だって顔が怖いから。見た感じシャープな顔をしているんですよね。良くも悪くも。こズルい感じがなんとなくありました。僕は第一印象を全ての判断基準にしているので、良い印象を持っていないこの時点で交わるはずはないのですが、なぜかこんな印象なのに交わるんですね。謎です。だから今があるのかもしれません。

彼は最初から僕と全く違います。ガンガン行きます。ガンガン話かけます。行動するとなったらすぐにしているように見えました。正直その感じがウザかったかもしれません。それでもガンガン動いているように見えました。なぜ話をするようになったかは知りませんが、話すようになっていました。

専門学校でなにをしたか具体的にはあんまり覚えていないけど、よく家に泊まりに行った記憶はあります。彼の実家に。ママが優しくしてくれました。これは別にここで話する必要ありませんでしたね。でも人の家に泊まりに行くとかあんまりなかったので、ちょっと書いてみました。人の家で寝るってなんか落ち着きませんよね。気使いますし、お金払ってホテルで寝るなら気兼ねなく行けますが、人の家って独自のルールがあるから気使います。でも彼の家は気を使わない。そう彼はあまり人に気を使わせないんです。なんででしょうか。たぶん彼は寛大なのでしょう。そう、僕にはない寛大さを彼は持っているのです。ここは圧倒的に違うところかもしれません。僕は人に気を遣う名人なのですが、彼は気を使わせない。なんで?それってどういう要素なのでしょう。でもそれって人と関わる上ではすごく大きな部分ですよね。安心させると言うことになるのでしょうかね。彼は僕よりも身体が小さいハズなのですが、結構大きく見えます。漢学的には僕の方が小さいような気さえします。心の大きさの違いでしょうか。不思議です。でもなんかそんな感じがするのです。そんな感じってどんな感じって感じがするでしょうがそんな感じな訳です。

彼と僕の違いが大きいから仲がよくなったのかもしれません。彼は学生時代から行きたい方向が決まっていたようです。僕も決まってはいたというか、当初は決まっていました。でも折れました。実習で折れました。へこたれました。思ってたんと違うというか自分の能力のなさに折れたのかもしれません。根拠のない自信は持っていますが、圧倒的に弱いです。すぐにへこたれるのです一度でも失敗しようものならすぐにへこたれます。ですもエヌはへこたれません。多少の失敗なんのその。多少の壁は持ち前の馬力でブルドーザーのようにぶち壊しながら進んでいきます。力技で進んでいきます。小細工など必要ないのです。全て根性で乗り越えていくのです。そんな風に見えていました。目標があるということはそういうことなんでしょうか。多少の失敗は失敗のうちにはいらないということでしょうか。僕には見せないだけかもしれませんが、へこたれている様子をみたことがありません。見せない所が彼のすごさかもしれません。なんでも力今はそうではないかもしれませんが、パワープレーでどんな場面も乗り越えていくところがあるように思えました。かなりの自信家でもあったかもしれません。怯みません。焦っていることはあったとしても怯みません、強引に前に進みます。僕のように回避するということをしません。どうにかして前に進みます。推進力が彼の魅力かもしれません。

集団をまとめようとします。僕は集団から外れようとします。

ルールに沿わないやつを嫌います。僕はそんなことあんまり気にしません。自分さえ良ければいいのです。エヌは根っからのリーダー思考なんでしょう。組織をまとめることに魅力を感じています。熱いんです。僕は熱くないです。嫌いではありませんが、熱くないです。他人と燃え上がるということはありません。自燃で終わります。エヌは他人と燃え上がり、さらに燃えます。自燃であり、他燃も求め。共燃するということを何よりも望んでいるように見えます。頑張っているやつを救いあげようとします。そんなこと僕はしません。うん、頑張ってるね。引き続き頑張ってね。ぐらいです。エヌはよう頑張ってんな、よしもっと一緒に頑張ろうってな感じです。すごいです。熱量がすごいのかもしれません。ぼーぼーと燃えるのが好きなのかもしれません。キャンプファイアー的な感じ。僕は焚き火台でちびちび燃えます。余韻的なものを楽しみますが、エヌはワ―っと燃えている感じです。そんな感じが好きなのかもしれません。豪快なのかもしれません。繊細一面もあるというようなことを言っていたようなこともあるかもしれませんが、ガサツです。雑です。僕も人のことは言えませんが、彼は雑だと思います。それは悪い意味ではなくて、形は気にしない。ブルドーザーなのです。根はブルドーザーです。性能はあがり、細かいこともできるようになっているかもしれませんが、ブルドーザーです。そんな感じです。だから目標に向かってガーっと行けるのです。そこが僕と違うところです。

そして彼は正統派です。真っすぐです。奥さんとも学生時代から付き合い。そのままゴールしました。直進性があるのです。推進力です。すごいんです。彼を止めるものがあるのでしょうかというぐらい、まっすぐに進みます。すごいなとは思っても、憧れません。あんな風に進むと僕の方がぶっ壊れて前に進めなくなります。そうなんです僕は繊細です。彼は強靭です。いや狂人です。いやそんなことはありません。かれは真面目です。周囲のことを気遣う人間です。ブルドーザーなのにです。ブルドーザーに本来そんな昨日は備わっていないのですが、彼には備わっているのです。不思議です。どんどんカスタマイズされた性能の高いブルドーザーになっていきました。ここで注意頂きたいのは彼は戦車ではないということです。遠くから壁をぶっ壊すなんてことはしません。体当たりです。全身全霊です。手を抜きません。ぶち当たるのです。それが良いのです。気持ち良いのです。そうなんです。エヌは根っからのМ気質なのです。エヌであり、Мなのです。それが言いたかったことなんです。彼は極限にМになりたいのです。簡単な道など求めていないのです、道が険しければ険しいほどワクワクするのです。ぞくぞくするのです。単なるどМなのです。壁をぶち壊したいのではなく、壁にぶち当たりたいのです。だからブルドーザーになりました。ぶち当たって快感を感じたいからどんどんぶち当たるのです。結果壁が壊れてしまうのです。そうです。壁をぶち破るのは結果でしかありません。それよりも彼はどれだけ壁にぶち当たったかと言う方が価値があるのですなんたって彼はどМだからです。そこがすごいのです。人とは違う形のどМなんです。そういう意味で言うと彼はある意味での快楽主義者なのではないかと今気づきました。彼の原動力は快楽主義だったのです。なんと恐ろしいことでしょうか。彼は真面目な顔をして実はそんなこと思っていたんです。ちょっと引きました。僕の妄想にひきました。

そんなエヌと出会ったかれこれ10年以上が経過しています。それでも尚付き合いが続いています。こんな僕にも付き合ってくれています。飽きないのです。だって僕はエヌがぶつかってきても壊れないからです。彼は僕にぶち当たり快感を得ているのです。そうなんです。変態なのです。対照的な人間であるがために変態なのです。

そういう話でした。

大丈夫きっとうまくいくよ。