いえるの日記帳

「いえる」とは癒える、言える、家る場所を提供するお店のこと。店の名前は決まったけどサービスは未定。準備中です。

微笑みの国タイで好々爺と出会いました。

初海外旅行続編です。

 

タイですから当然時差ありまして、

まずはそれでやられました。

到着直後からすげえ疲れました。

しかもたしか10月ぐらいに行ったから、

日本との気温差でも結構やられました。

疲れた身体で宿についたのですが、

チェックイン前に着いてしまい、

部屋で休むことも出来ず、

かと言って宿から離れて過ごすのもどうかなと思って、

近くの道端のベンチで休んでました。

 

そしたら人の良さそうなジジイが寄って来て、

色々と話しかけてきました。

初海外でテンパってたけど、

話しかけられたのが嬉しかったのか見知らぬジジイと

暫く話してました。

正直なに言ってるからほとんどわからんかったけど、

たぶんお前は今回の旅行でどこに行くつもりなんや的な、

ここは知ってるか?ここは行くつもりか?

みたいなこと色々教えてくれました。

多少は予備知識もあって(地球の歩き方のおかげ)、

単語では場所のことがなんとなくわかりました。

その中に行きたいところもあって、

その場所の説明とかもしてくれて、

このジジイ誰やねんとか思ってごめんねって、心の中で思ってました。

 

今回も特別どこに行くとか計画も立ててなくて、

成り行きに任せて行けばええかなみたいに思ってました。

なんせ僕は地球の歩き方持ってるしと思って。

機内ではなんの役にも立たんかったけど、

旅行には役に立つはずだと。

 

でも実際到着したころには、疲れのせいでやる気もなくなってたので、

どうしよかなみたいな。

しかも宿の予約は一泊目しかしてなくて、

それ以降はほんまになんの予定もありませんでした。

 

そんなときにジジイがホイホイやってきて、

これは渡りに船やな。

俺ってやっぱり持ってる。

誰かに引っ張り上げてもらう人生やなと思って、

ジジイの力を借りることにしました。

 

これがそもそもの間違いだったということにこの時は気づきませんでした。

だって初海外ですから、しかも好々爺なんですもん疑う余地ないでしょ。

日本人だって言うたら俺は日本好きやねん的な。

俺は日本人と仲良いねん的な話とかしてくるし。

 

いろんな場所の話を続けていて、

僕が何のプランもないことを嗅ぎ付けると、

ジジイは俺知り合いに旅行業者のやつおるから一緒に行こうや、

案内したるでって。

ここでも僕はまだ疑ってませんでした。

そして、旅行業者の事務所へ一緒に歩いて行きました。

業者も結構対応よくて、

業者と話をしている時はジジイは店の外にいて、

何も言ってきませんでした。

業者のツアーもぼられたような値段でもなくて(たぶん)

この値段やったら良いかなと思うような値段で、

たしか1泊2日のツアーを2つ組んでもらったと思います。

有名どころをおさえたやつで満足してました。

 

支払いを終えて店を出るとジジイが待ってて、

どうやった?良かったやろ?的な顔でこっちを見てきます。

たしかに悪くなかったので、僕も笑顔でお礼を言いました。

 

そしたら、ジジイがじゃあ行こうかって。

え?どこに?ですよね?

案内してくれてこれで終わりちゃうの?って。

ほなジジイが、まあそんな冷たいこと言うなや的な顔と身振り。

まあそらここまでしてもうたらちょっとぐらいはなぁと思って、

どこ行くの?って聞いたら。

マッサージ。って

ん?ってなりますよね?

なんのマッサージって?

行きつけのとこあんねんって。

いやでもマッサージ今いらんわ。ってなりますよね。

そんなやりとりしてると、あの好々爺の表情が徐々に悪い顔になってきました。

あーやべえなと思ったけど、まあちょっとぐらい付き合うかと思って、

従うことにしました。

 

どうやって行くんかなと思ってたら、

すぐにタクシーが来て、

乗り込んだんですけど、メーター動いてないやつでした。

あーやってもうたって。

これ地球の歩き方に書いてなかったっけって。

メーター動いてないやつ乗ったらあかんって、

でも乗り込んでもうたから後の祭り。

 

どこをどう行ったか全くわからんけど、

なんかビルが建ち並ぶ見たこともない場所に連れていかれました。

初めて来たから見たことないん当たり前やけど。

まずい感じでした。

好々爺の知り合いのタクシーやから金払わんでええかみたいな雰囲気でおりようとしたら、金請求されて、メーターさしてなんでやねん的なリアクションしたけど、

結構運転手がオコやったから仕方なく払いました。

 

降りたら好々爺が颯爽と当たり前のように先導していくので、

周り雰囲気怖かったからついて行くしかなかったです。

さすがにダッシュで逃げる勇気はなかった。

ビルに入ると、女性が待ってました。

いや、女性と言うかBBAが複数タムロしてました。

好々爺は常連のようで皆に挨拶してました。

現地語だったので全く分かりませんでしたが、

ニヤニヤしてたから、おそらくカモ連れてきたで~みたいな感じやったんちゃいますかね。

BBA達は僕の方をみて同様にニヤニヤしてました。

 

立ち止まっている僕の方を見て、

好々爺は早く来るように促しました。

そして、奥に入ると受付のBBAと話をしていました。

ほんでなんぼのコースにするってなんか料金表みたいなの見せられて、

最後の抵抗で一番安いやつ指したら、

好々爺は烈火のごとく怒って、激しく料金表の一番高いやつを指さして、

なんかわかんことほざいてました。

まじやべーと思いながら、好々爺の言うこと聞くことにしました。

いやもっかい抵抗しようと思って、

俺はいいから好々爺楽しんで来いよって感じで言うたら、

また烈火のごとくオコだったので、

大人しくBBAに案内されるままに薄暗い部屋へ入っていきました。

 

そしたら、煎餅布団みたいにうっすいクッションの敷いてあるところに寝るように言われました。

あーって思ったけど、疲れてるし好々爺はマッサージって言うてたし、

ここはBBAに委ねようと思って、仰向けで寝ました。

冷静でいたように書いてますが、

当時はめちゃくちゃ頭の中テンパってました。

どんなマッサージをこのBBAはしてくるんやろと、

僕はこのままBBAのされるがままなんかな、

卑猥なことされたらどうしようって。

 

そんなパニック状態で身体をカチコチにさせていると、

僕の想像どおり、卑猥な手つきで身体をマッサージしてくるのです。

あー初海外でBBAから辱めを受けるなんて、

しかもまだ来て数時間しか経ってないのに、

あと数日間どんな心境で過ごせばいいんやと。

好々爺はやっぱりただのジジイやったんや。

見事に騙されたと激しく後悔していました。

そうしている間にもBBAの手は僕の急所にどんどん近づいてきます。

内股を絶妙な力加減と手つきでマッサージしてきます。

血気盛んでまだ若かった僕の身体は不覚にも反応してしまいました。

それでも尚BBAの手はとまることなく。

マシーンように淀みなく一定のリズムでまさぐり続けます。

そのうちBBAの顔が僕の急所に近づいてくるのがわかって、

僕の身体が反応しているのに気づかれ。

BBAが放った一言が今でも忘れられません。

「Oh!strong ○○○」って。

最悪でしたね。こんな辱めあるんかと思いました。

BBAにこんなこと言われるなんて。

この先どうやって生きて行こうと思いました。

でももう覚悟を決めるしかない、

どうにでもなれと腹を括りました。

 

そう思った瞬間BBAは僕の身体をうつ伏せにしようとしてきました。

まさかさらに辱めを与えようとするのかと身構えましたが、

BBAは丁寧に背中のマッサージを始めました。

あれ?BBAそれでいいのって?

僕は腹括ったよって。

 

背中から足の裏へ手はすすみ。

そこで終了。

はい、ただのマッサージでした。

 

バリクソ恥ずかしかったです。

ほんまに辱めうけました。

 

やっぱり好々爺ではなくジジイでした。

 

これまだ初日ですからね。昼間ですから。

どんな旅行やねんって感じです。